榎木孝明の近況や日々感じた事柄を文章にして、毎月更新しています。
榎木孝明
2025年7月1日 16年ぶりの再刊
2009年に徳間書店から「宇宙一切を救うアセンション・プロセス」という本を出しました。その後タイトルを「地球意識から宇宙へ」と変えて文庫化されました。出版社は徳間書店から独立したヒカルランドに変わりましたが、内容は一切変わっていません。この春にその出版社から再刊しないかと連絡がありました。不朽の名作本が版を重ねて長年読み継がれるのは良くありますが、初刷りから16年経て、この本に再刊の話が来たのは少々の驚きでした。
内容は、スコットランド人のエハン・デラヴィーさんとの対談本です。彼は、世界中の聖地巡礼をしていて多くの本を書かれている方で、現在はカナダ在住ですが、当時は日本に住んでいました。お会いした経緯はよく思い出せませんが、話が面白く、意気投合して長いお付き合いをさせていただいています。その後武術の合宿にもご一緒した程です。
対談は2日間に渡って行い、1日目は、私のエハンさんへのリモート・ビューイング(遠隔透視)で始まりました。まず、人の生まれ変わりは信じていないというエハンさんの過去世を紐解いてみました。ものの数分で、エハンさんの過去世の一つと思われるカマキリ星人(私がそう呼んだのですが)が出て来て、長旅から帰ったばかりのカマキリ星人をUFOの中で仲間たちが迎えていたそうです。私にその様子が見えるわけではありませんが、状況を話すエハンさんの言葉を聞いて次の場面へとリードしていきました。どんな長旅から帰ってきたのか時間を遡ってみることにしました。すると400数十年前のスペインの幹部軍人だったロベルトと言う人物が現れ、南米の古代文明の地へ、遠征に向かったそうです。そこから壮大なドラマが始まりますが、結果的に彼はその地を滅ぼしてしまいます。
後日、ロベルトが実在していたという古い文献が見つかり、対談2日目にはエハンさんの過去世否定論はすっかり覆ってしまいました。
16年ぶりの再刊は、今やっと時代が追いついて来たと言うことでしょうか。面白い内容は時代を超えると言うことを信じたいと思います。タイトルは新しく「過去世の自分にトランスファー」となりました。トランスファーとは、一つの場所から別の場所へ移動することで、物理的な移動だけでなく、情報や権利の移動といった抽象的な移動にも用いられる言葉です。楽しい本ですので、是非手に取ってみてください。
榎木孝明
